『美味しんぼNEO』私案

あの名作が帰ってきた!
ネオ東京を舞台に再び戦いの火蓋が切って落とされる!!

(第1話 山岡対雄山、再び)

「士郎、お前に本当の味がわかるかためしてやろう」
「おのれ、海原雄山っ!」

 

(第2話 ネオ美食倶楽部にて)
「それでは聞くが、味ポンの『ポン』とはなんだ!お前にわかるなら言ってみろ、士郎!」
ぐぬぬ…!ちょっと待て!今ググる!」

 

(第3話 ネオ究極のメニュー発表会)
「どうです、これが究極の北京ダックです!」
「なんという美しさや…!ちょ、ちょっと待ってくんなはれ山岡はん!今、フェイスブックにアップするさかい!」
「やめるんだ、ネオ京極さん!」
「なんでや、山岡はん。ほら、いいね!がどんどんついていくで。コメントだってついてるで。なになに…『リア充、死ね!』やて…」
「言わんこっちゃない」
「何ということや…!北京ダックが…炎上…っ!」

 

(第4話 ネオ究極のメニュー発表会2)
「陶人先生、一週間後にまたここに来てください。おれが本当にうまい握り寿司って奴を食べさせてあげますよ」
「一週間後?そんなに待てんから今Uber Eatsに頼んでしまったわい」

 

(第5話 ネオ中華街)

「出よう栗田君、この店のは本当の小龍包じゃない!」
「山岡さん!せっかく来たんだから、この場で波風立てないで、あとからこっそり食べログに悪口書けばいいじゃない!」

 

(第6話 ネオ東西新聞

「どういうことですか、大原社主!究極のメニューの企画が無くなるって!」
「わかってるだろう山岡。予算削減だ。売れないんだよ…新聞が…っ!」

 

(第7話 ネオ富井副部長)

「おい山岡!ニコニコ動画に移った究極のメニューの、若い人からのコメント見たか!」
「富井副部長…どれどれ『究極とかってマジ受ける』、『料理はコスパ』、『情弱、乙!』…なんてこった…」

 

(第8話 ネオ美食倶楽部にて2)

「至高のメニューも散々な言われようです、海原先生」
「なんだとっ!おい中川、バカどもにスマホを持たせるな!」

 

(最終話 新たなる旅立ち・ネオ)

「これが究極のメニューです!…ちょっとまってください、スポンサーからLINEが来た。なになに、『究極vs至高、打ち切りだよーん』…なんだこのふざけたスタンプは!くそっ…返信だ!……既読スルー……っ!!」


どうなる、究極vs至高!?   

がんばれ山岡!負けるな雄山!
ぼくたちの戦いはまだ始まったばかりだ!

(完)

 

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