2026-03-01から1ヶ月間の記事一覧
1993年の夏、ウランバートルのバヤンゴルホテルのテレビではMTVが流れていて、そこではアメリカンポップソングで水着姿の女性達が踊っていた。 外国人向けのホテルだったけど、こういうのはモンゴル人の伝統的な価値観にどのような影響を与えるのだろうかと…
かつて世界で一番幸福な国と言われたこともあるデンマークの、オーデンセの街角で老人はぼくにこんなことを言った。 「幸せというのはね。それだけでは成り立たないものなんだ。悲しみとか傷ついた気持ちとかそういったものと一緒でないと、幸福は存在できな…
思春期、20代〜30代のクォーターライフクライシス、40代〜50代のミッドライフクライシス、60代以降の高齢者うつ。人生はまさに危機の連続である。古代中国にはこうした危機の連続の人生を言い表したことわざがある。師いわく、「私、人生の危機。こっちは気…
「先生、認知症にちょんまげ(仮)が効くってほんと?」。テレビで健康番組が放送された翌日、必ずこんなことを患者さんから聞かれる。(注.2014年に書いた文です) 「昨日、芸人さんの番組でどこかの大学の教授が言っていたけど、ちょんまげ(仮)する…
生活が思考を作り、思考が生活を作る。たとえば死生観。 伊佐敷隆弘氏によれば、「人間は死んだらどうなるか」について、人類が出した答えは6つしかない。すなわち、 〈1 他の人間や動物に生まれ変わる2 別の世界で永遠に生き続ける3 すぐそばで子孫を見守る…
Tポイントにdポイント、PontaポイントにJREポイント。 世の中にはポイントと名のつくものが無数にある。 率直に言ってそういうポイントを貯めるのは楽しいことだがあるとき怖くなった。 「今ここで自分が死んだら、貯まったポイントはどうなるのだろう?」 …
答えの出ない問いを持つ。そんなことを先日友人Oと話し合ってみた。 浮世を生きていると、答えをすぐ出さなきゃいけない問題が次から次へと襲い掛かってくる。昼ごはん何にしようかとか、発車間際の電車に飛び乗るか次のを待つかとかいったささいなことから…
SNSというものは非常に中毒性が高く、相当に危険なものだ。 そんな危険なSNS依存を脱却するために有効な方法が一つある。 句集を読むのだ。 歌集や詩集、警句集でもよい。 SNS依存の理由の一つは活字中毒で、昔だったら食事中にジャムのビンを手に取り原材料…