〈長い傘を買えば
梅雨入りにうんざりしない〉
『鳥貴族で飲める友人が1人いれば、人生は勝ったようなもの』(鉄人文庫)の112ページに、そんな教えが書いてあった。
教えはこう続く。
〈梅雨入りがどうしてユウウツになるかって、要するに濡れるからですよね。傘をさすのが面倒とか、散歩できないとか、理由をあげていけばいろいろあるけど、雨の日でも服やカバンが濡れないとしたら、梅雨なんてどうってことないと思いませんか?
なので親骨80センチ以上の傘を買ってください。親骨ってのは傘の半径に相当するところですね。あそこが80センチあったら、普通の大人ならまず濡れません。〉(上掲書p.113)
あの部分を親骨と呼ぶとは初めて知ったし、そこまで傘の大きさを意識したことはなかった。
だがたとえば親骨70センチの傘で覆われる面積は70cosθ×70cosθ×π、80センチの傘で覆われる面積は80cosθ×80cosθ×πである。面積比は1.3倍となる。
親骨10センチの差により覆われる面積が3割増しになるのはデカい。
「経営で大事なのは、“雨が降ったら傘をさす”ことである」と松下幸之助氏は言った。
遅かれ早かれ、どうせささなければならない時は来る。その時のために、長めの傘を用意しておくべきなのだろう。
