科学と建設的批判精神について(再掲)

梶田昭著『医学の歴史』(講談社学術文庫 2003年)を読んでいて、はっとさせられる一節にであった。 明治時代政府の招聘により来日し、26年間東京大学で内科教授の一人として活躍したエルウィン・ベルツが行ったスピーチの内容である。 孫引きではあるが、ここに引用してみたい。 『私の見るところでは、西洋の科学の起…