2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『仕事は楽しいかね?』マックスと読む週刊ポスト 医療情報リテラシーの鍛え方④

ここ1、2週、週刊ポストでは<「塩分を減らせば血圧が下がる」は間違いだった>特集をやっている。減塩は高血圧治療の第一歩とでもいうもので、<「塩分を減らせば血圧が下がる」は間違いだった>と言われるとほんまかいなと思ってしまう。 ちなみに、高血圧…

救急車有料化について一人の医者が考える(R改)

救急車の出動件数が増え続けていることを背景に、救急車有料化の議論が医療機関以外でも広まってきた。ごく一部の心ない市民がタクシー代わりに救急車を利用しているため、医療機関内では昔から救急車有料化すべきだという感情が多数派を占めるように思う。 …

インテリジェンス・オフィサーと読む週刊ポスト <「塩分を下げれば血圧下がる」はやっぱり間違いだった>はやっぱり間違いだったー医療情報リテラシーの鍛え方③

週刊ポスト記事、<「塩分を減らせば血圧下がる」はやっぱり間違いだった>を題材に、専門外の情報の真偽をどう見極めていくかを考えている。 ほんとかウソかわからないような情報の海を渡っていく場合、特に専門外の情報をどう判断するかは重要だ。自分の専…

エンジェル投資家と読む週刊ポスト <「塩分を減らせば血圧下がる」はやっぱり間違いだった>はやっぱり間違いだったー医療情報リテラシーの鍛え方②

週刊ポスト<「塩分を減らせば血圧下がる」はやっぱり間違いだった>という記事を題材に、自分の専門外の領域の情報の真偽を確かめる方法について考えている。 次から次へと本当ともウソともわからない情報が飛び交う中、すべての分野の情報をじっくりと検討…

ネットウォッチャーと読む週刊ポスト <「塩分を減らせば血圧下がる」はやっぱり間違いだった>はやっぱり間違いだったー医療情報リテラシーの鍛え方①

21日発売の週刊ポストでは先週号に引き続き<「塩分を減らせば血圧下がる」はやっぱり間違いだった>という特集をやっている。特集では<「塩分過多が高血圧を引き起こす」という“常識”を覆した本誌前号の特集は、大反響をもって迎えられた。>(p.32)と盛大…

週刊ポスト<「塩分を減らせば血圧下がる」は間違いだった>は間違いだった

今週発売の週刊ポスト11月25日号では、<その健康常識 今では大間違い>という特集をしている。表紙の中でも目につくのが<「塩分を減らせば血圧下がる」は間違いだった>の文字。 それにしても何度も思い知らされるのが雑誌の読者の高齢化だ。だって冒頭カ…

ハフィントンポスト記事『誰がトランプに投票したのか』を読んで。

ハフィントンポストの記事『誰がトランプに投票したのか』を読む。 www.huffingtonpost.jp 記事では①トランプ支持者は決して「白人低所得」層だけではなかったこと、②若者はヒラリー支持、高齢者はトランプ支持だったこと、③ヒスパニックの29%がトランプを…

『隠れトランプ』から学ぶ3つのこと。

今回の大統領選挙でおおかたの予測がはずれたのは「隠れトランプ支持」がいたからだという。世論調査で「トランプ支持」と明言すると「差別主義者」「低所得の白人」とレッテルを貼られるので、隠れてトランプ氏を支持してた人がかなりいたということだ。 こ…

Obama will be back !?-これからアメリカを襲う3つの失望と、ポスト・トランプ

まさかのトランプ大統領誕生である。これからどうなるんだろうと今朝考えて、ひとまずの結論を得た。これから、アメリカを三つの失望が襲っていく。 一つ目はヒラリーを支持したエスタブリッシュな人たちの失望。どんなにマイノリティのため、多様な価値観の…

アメリカ大統領選の山場スーパーチューズデー-なぜアメリカでは火曜日に選挙をやるのか

2016年11月8日、アメリカで大統領選挙が行われる。 細かく言うと、行われるのは大統領を選ぶ人、選挙人を選ぶ選挙だ。 全米で538人の選挙人を選び、選ばれた選挙人たちが12月に大統領を選ぶ。それぞれの州の選挙人数は、各州の上院と下院の議員数の合計と等…

映画化希望ーネット起業家から警察官になった男、ブレット・ゴールドスタイン その1

誰かブレット・ゴールドスタインの話を映画かドラマにしてくれないだろうか。 ゴールド・スタインはネット起業家からシカゴの警察官になった男だ。ジリアン・テット『サイロ・エフェクト 高度専門化社会の罠』(文春E-BOOK 2016年)の第5章に出てくる。 以下…

AIと欲望の果て

以前から「生産性の上がり過ぎた世界で何が起こるか」ということについて考えている。 思考実験として、1人の人がそれぞれ1の食糧を生産し、1の食糧を消費する100人の村を考えてみる。 1人の人が1の食糧を作り、自分で食べたり売買したりして暮らしている…