2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

迷惑かけよう・かけられよう

<コドモの頃、親にさんざん言われてきた言葉がある。それは「人様の迷惑になるんじゃない」というコトバだった。>(細川貂々『7年目の ツレがうつになりまして。』幻冬舎 2011年 p.72)「子どもに迷惑かけたくない」。そんな言葉を一日に何度聞くだろうか…

とある少年の物語。

とある国に、とある少年がいた。 少年はとても賢かったが、なぜだかいつも一人ぼっちだった。 少年は歴史に名を残したかった。 一生懸命に勉強し、その国で最も難しい学校に入った。 まわりの者は彼を優秀とほめそやしたが、ひとしきり彼をほめたたえたあと…

セクハラ財務省事務次官更迭のウワサに思う。

セクハラ疑惑がすっぱ抜かれた財務省事務次官氏の更迭がウワサされている(①)。 官庁オブ官庁、トップオブトップの財務省事務次官ともあろうかたがなんとまあお粗末な、とも思うがどこか一本ネジが外れていないと事務次官とかにはなれないのかもしれない。…

「ヴェヴァラサナ」の話。

「ヴェヴァラサナ」という言葉をお聞きになったことはあるだろうか。英語表記だとvevarasana、とつづる。 なんとなく聞いたことがあるというかたは相当のマニアかと思う。 「ヴェヴァラサナ」とは<本来は「彼らは(あるいは、人々は)尊敬し合う」という意…

コトーを読みながら3‐離島の医療を継続させる工夫とは(後編)

山田貴敏著『Dr.コトー診療所』を読みながら、昔訪れた沖縄の離島の診療所のことを思い出している。そこで垣間見た、地域医療を継続するための工夫あれこれとはー www.hirokatz.jp www.hirokatz.jp 4.医者の精神的負担を軽減するワンクッションコール制 「島…

コトーを読みながら2-離島の医療を継続させる工夫とは

マンガ『Dr.コトー診療所』を読みながら、かつて訪れた沖縄のとある島の診療所のことを思い出している。 www.hirokatz.jp 人口数百人、塩作りで有名なその島にうかがったのは今から10年前。一人の心熱きドクターがその島の医療を支えていたー と書くと、今に…