2015-12-01から1ヶ月間の記事一覧
昔から、「丸い卵も切りようで四角、物も言いようで角が立つ」なんて申しまして。 言葉というものは時に人を傷つけ、時に人を救うものでございます。ちなみにこの言い回し、英語にも似たような表現があって、「God in the tongue and the devil in the heart…
3分診療のままでよいとは思わない。それでもなお、できることがある。総務省消防庁の資料(①)によると、12月と1月は急病とケガでの救急車出動が多い月だ。H24年1年で急病での救急車出動は全国で約365万件(全体は約580万件)のうち9.7%の約35万件が12月、…
トークライブ動画第4弾! 親孝行できる受診のコツとは?良い医者はどこにいる? 『私起こったこと レビー小体型認知症からの復活』著者 樋口 直美 さんと存分に語りあいます!司会は 本間 正人 先生。ご覧ください! youtu.be
12月20日開催されたトークライブ動画第3弾、アップいたしました。『私の脳で起こったこと レビー小体型認知症からの復活』著者樋口直美さんと『3分診療時代の長生きできる受診のコツ45』著者高橋宏和が、患者の視点・医者の視点から医療を語ります。 誤診を…
3分診療のままでよいとは思わない。それでもなお、できることがある。気が付けば今年もあとわずか、この時期に流行るのがインフルエンザだ。 夜間休日の急患待合い室は、インフルエンザや風邪の患者さんでごったがえす。マンガ『もやしもん』みたいに、ウイ…
12月20日のトークライブ動画、第2弾です。ぜひご覧ください!!! youtu.be
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3分診療のままでよいとは思わない。それでもなお、できることがある。クリスマスに忘年会、新年会とお酒を飲む機会が増える時期だ。この時期に病院の当直をしているとよくお会いするのが、急性アルコール中毒の方々である。どういうわけか、日本は、アルコー…
現在発売中の『家庭画報』1月号の巻末に、拙著 3分診療時代の長生きできる受診のコツ45 | 髙橋 宏和 | 本-通販 | Amazon.co.jp の広告を載せていただきました!『家庭画報』1月号はものすごく売れるそうで、あやかりたいものです。
新国立競技場のデザインが決定したとのニュースを聞いて、去年考えたことを思い出した。 以下、FBに昨年書いたものより。 テレビではソチ五輪の閉会式。ロシアが生んだ音楽や文学、絵画が次々とパフォーマンスされてゆく。 五輪の開会式や閉会式では、主催国…
サンスクリット語で「心身のやすらぎ」「休息の場所」を意味するそのホスピスは、京都のはずれにあった。ひとしきりホスピスの中を案内してくれたあと、事務長さんがぼくを庭に誘ってくれた。 寒い季節だったけれど小春日和の庭は暖かく、ベンチに腰かけてポ…
3分診療のままでよいとは思わない。それでもなお、できることがある。 拙著3分診療時代の長生きできる受診のコツ45 | 髙橋 宏和 | 本-通販 | Amazon.co.jp の中で一番力説したのが、病院に行くときには質問事項や経過をメモにして持っていくことだ。 はじめ…
本日、東銀座で「私の脳で起こったこと レビー小体型認知症からの復活」著者の樋口直美さんと「患者の視点、医者の視点」というトークライブを行いました! www.amazon.co.jp www.amazon.co.jp 本間正人先生の軽妙かつ的確な指摘により、和やかでディープな…
ネットのニュースによれば、9月に亡くなった川島なお美さんの夫、鎧塚俊彦氏が彼女の症状について述べた医師と民間療法師についてこんなことを書いているという。 www.daily.co.jp <まず、「とある大病院の医師による『どうみても負け戦です。後はどう敗戦…
「時々ふと思うんだけどさ、医療や年金とか社会保障ってのは、どれだけ意味があるのかな?たとえば100歳の人に一生懸命医療費をついやしてもさ、その人は別に働けるわけでもないわけじゃん。年金もそうだよね。そんなふうに、社会保障費使っても、経済成長に…
患者さんに胃カメラの話をしていたら、A先生のことを思い出した。A先生は大先輩で、80代の現役医師である。 元気いっぱいのA先生は、お会いするたびにこんな話をする。 「若いころには、大学で胃カメラの研究をやっていたもんだ。そのころの胃カメラといっ…
3分診療のままでよいとは思わない。それでもなお、できることがある。病院受診をするときには、変化を伝えるのが大事、と以前にお伝えした。体重が45kgです、というピンポイントの情報では情報量が少ない。しかし、3か月前に60kgだったものが45k…
消費税アップに向けて、軽減税率の議論がにぎやかだ。 生活必需品である食品は消費税を上げないが、外食はぜいたく品だから上げるとか、加工食品はどうするとか、毎日いろんなニュースが漏れ聞こえてくる。新聞は国民の知る権利を守るために必要だから消費税…
ここのところアイン・ランドというロシア系アメリカ人の小説、『肩をすくめるアトラス』(2004年 ビジネス社。アメリカでの出版は1957年とのこと)を読んでいるせいか、こんな嵐の晩には心の中で脳内アメリカ人が動き出す。 今晩の論題は「アンパンマン」の…
流行り言葉や流行歌、一世を風靡する人物には時代の無意識が反映されている。 時代に足りないものを人々が本能的に求める結果、その時代に欠落しているものが大流行するのである。 今、ぼくが憂いているものは、とにかく明るい安村氏の「安心してください、…
3分診療のままでよいとは思わない。それでもなお、できることがある。健康な状態というのはある程度の幅の中で揺らぎながらも安定しているものだ。例えば体重ひとつとっても、プラスマイナス数キロの増減はあってもそんなに大きくは変わらないのが健康状態。…
しつこくM-1の話。 今回優勝したトレンディエンジェルは、言ってみればハゲネタ一本でやってきたのだが、圧倒的に巧かった。そこから、M-1審査員の目のつけどころ、「面白さ」の構成要素が見えてくる。 端的に言えば、 面白さ=巧さ+ネタ・感性 である。 当た…
フィンランドがベーシック・インカムを検討中というネットニュースを読んで、うまくいかないだろうと思う理由を今朝まとめてみた。 財源以外の最大の理由は、ベーシック・インカム制度が、社会の構成員を比較的均等のものと仮定している点である。国民一律の…
先日、ネット上で<フィンランドがベーシックインカムを導入する方向>というニュースが流れた(①)。続報によれば正確には検討中とのことで、フィンランド政府は訂正に躍起になっているそうだ(②)。 当初のニュースによれば、国民1人あたりに月800ユーロ、日本円…
5年ぶりのM-1グランプリはトレンディエンジェルの優勝で幕を閉じた。恥ずかしながらハゲネタだけの一発ネタ屋だと思っていたのだが、今回見ていて圧倒的に巧いことに気づかされた。己の不明を恥じるばかりである。 久々のM-1で大変楽しいひとときを過ごさせ…
山下達郎の名曲「クリスマス・イブ」が世に出て今年で32年だという。クリスマス定番ソングの座を奪うべく、数多のアーティストがクリスマスソングをミュージックシーンに送り込むが、30年前に作られた曲を越えるものは未だない。 この30数年に音楽はさらにビ…
11月に出た拙著『3分診療時代の長生きできる受診のコツ45』、重版決定しました!一人でも多くのかたの手元に届きますように!
3分診療のままでよいとは思わない。それでもなお、できることがある。排尿したときに痛みがあるとかトイレが近くなって何度も排尿しにいきたくなる、残尿感があるなどの症状のときに考えるのは膀胱炎だ。 体の構造上、男性よりも女性に多く、「膀胱炎になり…
11月11日に行われた『3分診療時代の長生きできる受診のコツ45』の動画第3弾、youtubeにアップしました!症状の伝え方で診断が変わるかも!? youtu.be
拙著『3分診療時代の長生きできるコツ45』(世界文化社)の書評が毎日新聞に載りました!取り上げてくださった毎日新聞の記者の方、教えてくださった上昌広先生、ありがとうございます!