2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「古文漢文は役に立たないから不要」と言う前に。

【備忘録。Twitterで書いたやつのまとめなので断片的で、話があちこちに飛びますが覚え書きとして】 「古文漢文は役に立たないから不要」という人がいる。とんでもない、という話。 ・「春は揚げ物」とか「春はあげぽよ」とかで笑えるのは古文という共通の知…

理系は人間の意志を徹底的に排除し、文系は人間の意志を積極的にカウントする仮説。

文系理系の線引きにこだわりはないが、以下仮説。 文系の学問ではどこかしらに人間の意志や意図が入る(仮説)。理系の学問では徹底して人間の意志や意図を排除する。 だから文系的思考の人たちは感染症流行やその抑制に対しても「裏で誰かの意志が働いてい…

コロナ禍と確率ー「アンサンブル確率」と「時間確率」

破滅と確率についてタレブはこう語っている。 〈(略)「重要なのは順序であり、破滅の可能性があるところでは費用便益分析がまるきり無意味になる」(略)〉(ナシーム・ニコラス・タレブ『身銭を切れ』ダイヤモンド社 2019年 p.388.原題『SKIN IN THE GAME…

「見るべきほどの事をば見つ」の話。

「見るべきほどの事をば見つ」。 平家物語で新中納言知盛の最期の言葉である。 知盛は、見るべきものは全て見た、と言ってこのあと海に身を投げる。 文脈的には「見るべきほどの事」とは平家一門の最期のことだという(『平家物語』角川ソフィア文庫 平成十…

「Forget about it!」。

人生に力強さを与える言葉というものがある。ぼくの場合は「Forget about it!」がその一つだ。 ブルックリン生活が長かったわけではない。アルパチーノとジョニー・デップの映画『フェイク』(原題『DONNIE BRASCO』)で覚えた。 主人公のジョニー・デップが…

コロナ禍とアイン・ランド『肩をすくめるアトラス』

世界はふたつに分けられる。 ぶつくさ文句を言いつつも問題解決に関わろうとする者たちと、文句だけ言っていれば誰かがどうにかしてくれると思っている者と。 アイン・ランド『肩をすくめるアトラス』(“Atlas Shrugged”)の主題の一つはたぶんそれで、少な…