2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ミレニアル世代、Z世代にとって現代日本社会は『進撃の巨人』だ仮説2。

さて、『進撃の巨人』と『鬼滅の刃』の共通点および昔のヒット漫画との違いは、準主役級の人が容赦なく死ぬ、ということではないか。 主人公のまわりの重要人物が、バンバン死ぬ。突然に、理不尽に、為す術なく死ぬ。 昔の漫画(主語が大きい)では、準主役…

ミレニアル世代、Z世代にとって現代日本社会は『進撃の巨人』だ仮説。

先日、先輩のYさんとミレニアル世代の話をしたので忘れないうちに覚え書き。あやふやな印象論にとどまることを明記しておく。 2000年代に成人した、1980年代生まれの世代をミレニアル世代という。 その下の、1990年代後半生まれをZ世代と呼び、それぞれの特…

「後医は名医」を破るとき。

医者の世界では昔から「後医は名医」と言う。 後医、あとから診る医者は、病気の経過も分かっているし、前の医者が行った治療の効果がどうだったかなどの情報も多いので、前に診た医者の見立てや治療を軽々しく批難しないほうがよいという戒めだ。これは医者…

日本はいかに団塊ジュニア世代の老害化を防ぐか(その5)~T教授と林住期。

〈人生に必要なものは、じつは驚くほど少ない。 一人の友と、 一冊の本と、 一つの思い出があれば、それでいい。 と、言った人がいた。友は性別を問わない。配偶者のこともあれば、遠方の友でもいい。私の場合なら、一匹のイヌをつけ加えたいところだ。〉(…

日本はいかに団塊ジュニア世代の老害化を防ぐか(その4)~ヨーロッパ人の老害化対策についての妄想。

「EUはね、僕らにとって“フロンティア”なんだ」 ロンドンの安宿で彼は言った。 1993年の2月のこと。 前年に欧州連合条約が調印され、欧州連合が発足して、何か新しいことが始まっていた。 安宿で相部屋だった彼はフランス人で、ロンドンの金融機関にインター…

日本はいかに団塊ジュニア世代の老害化を防ぐか(その3)~言語世界の軛から自由になる

ある人が国家主席にたずねた。「何億人もの人たちを束ね、権力を勝ち取る秘訣はなんでしょうか」国家主席はニヤリと笑って答えた。「長生きすることさ。誰よりもね。そうすれば、ライバルは勝手に死んでゆく」 年功序列、日本的な「先輩-後輩システム」とい…

日本はいかに団塊ジュニア世代の老害化を防ぐか(その2)~べき論ではない。美意識である。

べき論ではない。美意識である。 老害の話。 日本最大・最後の人口ボリュームゾーンである団塊ジュニア世代が老害化しつつある。大勢は変わらないだろうが、せめて個人としては老害化に抗いたい。 〈私たちの世界は、昔に比べれば優しく、より寛容で公正で、…

日本はいかに団塊ジュニア世代の老害化を防ぐか~ローガイ、ダメ、ゼッタイ!

老害にはなりなくない。なるならせめて、raw guyが良い。 raw guyに大した意味はないが、先日、地元の中学生に「夢と仕事」みたいな話をするお仕事をいただいて、そんなことを思った。 不特定多数の、しかも33歳年下の人たちに何を話せばいいのだろうっての…

◯◯という食べ物でコロナがおさえられるかも、と××大学が研究を発表」というニュースを見ると悲しくなる

誰かをdisりたいわけではないのだが、「◯◯という食べ物でコロナがおさえられるかも、と××大学が研究を発表」というニュースを見ると悲しくなる。 英米は物量とスピード感でワクチンを開発してバンバン打って感染を減らしている。 日本はいつまで「おばあちゃ…

ぼくが(過度の)謙遜をやめた理由 「自分を虫けらだと思うヤツは 踏みつけられる」(フランスのことわざらしい)の話。

2020年に一つやめたことがありまして。 それが「(過度の)謙遜」です。 たまたまおほめいただいたりした場合に、明らかに事実と異なるのでなければ、(過度の)謙遜をするのはやめようと思いました。 ほめていただいた場合に「いえいえ私なんてたいしたこと…