2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

どうする どうなる 日本のハロウィン

電車に乗っていたら、全身を金色に塗りたくった男が乗り込んできてびっくり。暗黒舞踏か麿赤児か大駱駝艦かと適切なワードを脳内で探すが、なんのことはないただのハロウィンであった。 十年くらい前はハロウィンは日本に定着しないなんて言われていたように…

ヨザワ・オボカタ・サムラゴーチ〜二度と騙されないためのたった一つの方法(R)

ニセモノとホンモノを見分けるにはどうすればよいか。 大変悲しい事実だが、世の中にはニセモノが沢山いる。その動機が金か保身か自己顕示欲なのかはわからないが、自分自身を“盛って”現実より高く見せて周りの人の関心を惹きつけて振り回し、挙句の果てにな…

歳を取ると時間の経つのが早く感じるわけ(R)

加齢時速、というらしい。 歳を取るほど時間が経つのを早く感じる現象のことで、時の経つ早さの体感時速は自分の年齢と同じだという。つまり時の経つ体感速度は20歳のひとにとっては時速20km。 40歳のひとは時速40kmで、60歳のひとは時速60…

一流と二流を分けるもの(R)

人間の存在そのものに一流も二流もないが、職業人として一流か二流かを見分けるにはライバルを聞くとよいという。この場合のライバルは、実際にしのぎを削っている商売がたきではなく、職業上の仮想好敵手くらいに思ってください。 「あなたのライバルは誰で…

『Aクラス人材が教える35の秘訣』 (R)

サム・クックの曲「ワンダフルワールド」に好きな一節がある。 「I don't claim to be A student, but I try to be」、 意訳すれば「Aばかりつく優等生じゃないけど、そうなれるようがんばってはいるんだぜ」といったところだろうか。そう言えばある大学では…

『5年後に食えなくなる職業は?』が見落としているもの。

webニュースで『5年後に食えなくなる職業は?夏野剛と佐藤航陽が考える』という記事を読む。記事元は週刊SPA!で、一部抜粋なので制約はあるが、その中でこんなやりとりがあった。<夏野:そういう意味では、医師も他人事ではない。紹介状や処方せんを出すだ…

聴くは効く

「高橋くん、わしはな、80歳を越えてから、薬も捨てた、検査も捨てた。白衣だって捨てた。ただひたすらに、患者さんの話を聴く。そうするとな、面白いことに患者さんは自分から勝手に治っていくんや。ええか、聴くは効く。ただひたすらに聴く、そういう医療…

『3分診療時代の長生きできる受診のコツ45』公式ホームページ立ち上げました。

『3分診療時代の長生きできる受診のコツ45』、11月6日発売に先立ち、公式ホームページを立ち上げました。3分診療がいいとは思いませんが、改善されるめどがない以上、受診のコツをつかんでいただき最善の診療を受けていたただきたいと願っています。ホームペ…

『3分診療時代の長生きできる受診のコツ45』、11月6日発売!こんな表紙です。

11月6日発売の『3分診療時代の長生きできる受診のコツ45』こんな表紙です。受け身の受診を卒業して、たとえ3分診療でも受診のクオリティを高めることで健康と長生きを手にいれるためにご活用ください!絶対、損はさせません。

お金の持つ二面性~家事代行から市場主義を考える2(再掲)

結論から言うと、『主義<イズム>とハサミは使いよう』である。それだけではなんのことかわからないので、少々長くなるがお付き合いください。 共働き家庭でお金を払って家事代行を頼むという提案を妻がしたときに夫の抵抗にあう、という現象の背景を先日考…

家事代行から市場主義を考える(再掲)

2月5日配信のyahooニュースによれば、共働き家庭の家事について「月2万で業者に依頼しろ」という意見が登場しネット上で議論になっているという。 記事には<これを提唱したのは、作家で人気ブログ「金融日記」管理人の藤沢数希氏。藤沢氏は1月30日、ツイッ…

楽観主義と悲観主義ー第3章ー

「ものすごく悲観的なことを言うくせに、自分自身の未来については超楽観的な人っているよね。あれはなんでだろう」友人Aが指摘した。悲観主義と楽観主義について論じたときである。悲観主義と楽観主義について2回ほど論じて、読んでくれる人も飽きたんじ…

絶望と希望のあいだ。(再掲)

転居して 約1年が経ち、ここのところこちらでの生活にだいぶ慣れたようだ。 慣れというのはありがたいもので、以前ならいろいろとストレスに感じていたような出来事にも 平静に対処できるようになった。 その反面、多少の退屈を感じないでもない。 もともと…

楽観主義と悲観主義 part2

友人Aは言った。 「楽観と悲観は、相反するものではないかもしれないね」と。玖保キリコのマンガに出てくる白熊の「オプチ」と黒熊の「ペシミ」のように、楽観と悲観はいつも二人三脚でやってくる。 悲観主義の黒熊「ペシミ」が「もうダメだ」と言えば、楽…

楽観主義と悲観主義

楽観主義者は悲観的であり、悲観主義者は楽観的である。 前々から論じたいと思っていたテーマであり、十全に書き尽くせるかはわからないがやってみたい。 まず、自分の立ち位置を明確にしておく。僕自身は自分を楽観主義者として位置付ける。そのうえで、上…

『必笑!お笑い芸人に学ぶビジネスマンのサバイバル戦略』(民明書房刊)(再掲)

読みたい本が本屋に無いときには、自分で作るしかない。 昨日から『必笑!お笑い芸人に学ぶビジネスマンのサバイバル戦略』(民明書房刊)という本を夢想している。You may say I'm a dreamer,but I'm not only one. 夢想の本の書き出しはこんな感じ。... <ジ…

Here comes MIB(再掲)

Here Comes MIB。 _ 春の宵、 ひんやりとした風が火照った頬をなでる。 一杯の麦酒に渇きは癒え、強張った心すらほぐれる。 オー・ド・ヴィ、生命の水。 大地の恵みと酵母の力、酒の神バッカスに感謝を捧げ、風の行く先を眺める。 空には欠け始めた月が輝き…

その道一筋について

救急医療電話相談リストを充実させるべく、いろいろな県の県庁に電話で問い合わせてみた。ネット上でそういった電話相談サービスが見つからないからといって実施していないとは断言できない。「無い」ことの証明は難しいのだ。 だから、ネットで確認できない…

最善の未来予測とは(再掲)

このあいだ「2050年の世界 英『エコノミスト』誌は予測する」という本を読んでいたら、最終章が「予言はなぜ当たらないか」だったので思わず笑ってしまったのだが、 気を取り直して未来の予測について考えてみたい。 同書では、予言がはずれる理由として大き…

Utopia, Ist das Ende?

部屋の整理をしていたら古い雑誌の切り抜きを久し振りに発掘した。今は亡きミヒャエル・エンデのインタビュー記事である。 記事が載っている雑誌も今は無きPlayboy日本版で、1992年2月号。 インタビューが行われた時期はちょうど日本でバブルがはじけたあと…

葬式と紅白まんじゅう(再掲)

昔、上司のO先生が言った。 「カミさんの親戚の葬式が福島のほうであってね。 驚いたことにその地域では、88歳以上(うろおぼえ)のおじいちゃんおばあちゃんが亡くなったときには黒と白の幕じゃなくて、紅白の幕を張るんだよ。 天寿をまっとうされた、めで…

『3分診療時代の長生きできる受診のコツ45』、11月6日発売です。

医療機関で働いていて、ちょっとした受診のコツをみんなが知っていればもっともっと日本の医療は風通しがよくなるのになあといつも思っております。 風邪のシーズンに入りつつありますが、風邪をひいて病院でもらっても、風邪薬は症状を緩和するだけで根本的…

救急電話相談リスト改訂版について(含 引用元URL)

救急電話相談リスト改訂しました。 あらためて、地域差が大きいな、と。 また、同じ地域で似たようなサービスが複数あったり、正式名称や運営母体がネット上ではあいまいなものがあったり。対応時間を知りたくて県庁や市役所に電話したりしても担当者が誰だ…

救急車を呼ぶべきか迷ったら-救急電話相談リスト(地域別・改訂版)

119番のその前に、症状を自分でチェック!必ず役立つ一冊です↓ 3分診療時代の長生きできる受診のコツ45 作者: ?橋宏和 出版社/メーカー: 世界文化社 発売日: 2015/11/06 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る www.kinokuniya.co.jp SOS医療電話相…

セレンディピティの捕まえ方(再掲)

「数えてみる」「書いてみる」「変えてみる」。 何かに疑問や問題意識を持ったときには、そんな三段階を経るとよいという。 出典は探し中だが、アメリカの医師が病院改革について書いたものの中にあった話だった気がする。 例えば、「軽い病気でも大病院に行…

セレンディピティについて。

セレンディピティという言葉がある。 「思いもかけない予想外の発見をする才能」という意味で、1754年、ホレース・ウォルポールが友人への手紙の中で初めて使ったとされる(R.M.ロバーツ『セレンディピティ― 思いがけない発見・発明のドラマ』(株)化学同人…

スタバ成功の秘密~甘党男子の解放者としてのスタバ(再掲)

「なのに」の陰に成功あり、だな。 ユニクロは、気軽な値段「なのに」普通に着られる。iPodは、ハイテク「なのに」取説読まずにすぐ使える。 喫茶店しかなかった時代には、若い女性が街中で一人でコーヒー飲んで時間を過ごすなんて誰も考えなかったが、スタ…

スタバに思う(inspired by tinect)

愛読するtinect.blogが10月9日付でスターバックスの接客について書いている。<例えば、スターバックスの店員さんは「いらっしゃいませ」ではなく、「おはようございます」や「こんにちは」という挨拶をしてくる。(略)ある友人が私に言った。 「スターバッ…

科学と建設的批判精神3(再掲)

日本の科学や政治、ビジネスの発展のために足りないのは建設的批判ではないかと考え、さきおとといから思案中。 昔読んだ話。 日本の官僚が対外交渉で振り回されるのが、欧米人のタフネゴシエーターたちだ。 会議のテーブルでは親のかたきかと思うほどガンガ…

科学と建設的批判精神2(再掲)

明治時代のお雇い外国人、ベルツのスピーチに触発されて思うことを昨日書いた。ひとことで言えば、日本に科学の大樹を育たせるために足りないのは建設的批判精神の土壌ではないか、ということだ。 イギリス・エコノミスト誌編集部の編んだ「2050年の世界…