このまま忘れ去られるには惜しい人材である、ショーンK。
ここ数日、ショーンK氏が復活するにはどうしたらよいか考えている。誰に頼まれたわけでもなく、ショーンK氏がしゃべっているところをテレビで観た経験もないのだが。
現時点で出来上がったシナリオは以下の通りである。
ステップ1 出版
幻冬舎より自伝『イミテーション~素顔の、K』を出版しベストセラーに。もちろん写真集付き(年代別)だ。勢いに乗って『花火』、『自分の顔で考えよう』、『嫌われる男気(おとことぎ)』、『幸せになる男気』を次々と出版。『幸せになる男気』の帯はもちろん、<人生を再選択せよ!!>だ。
ステップ2役者デビュー
実写版『ギャラリー・フェイク』のフジタ役として役者デビュー。絵画のニセモノを扱うホンモノのニセモノとしてお茶の間を魅了。女性の間で「あのフェイクの人、良くない!?」と噂になる。キャッチフレーズは「フェイクですけど、何か!?」、相棒のサラ役はベッキー、スポンサーはもちろん、週刊文春だ。ありがとうセンテンススプリング。
ステップ3 バラエティ再進出
サンデージャポンで「超一流国際コンサルタント」の肩書を得たのち、新番組『経歴詐称バラエティ 盛ってけ!ドロボー』司会を担当。他局で『美容整形ビフォーアフター 私を変えた匠たち』も担当し、現代の匠たちの技を紹介する。姉妹番組として『いじくり先生』もやる。
ステップ4 実業界進出
いよいよ実業界にも進出だ。手始めに「ショーンKの“なりきりネイティブ英語塾"」開校。姉妹校に「ホラッチョ流MMBA義塾」も作る。MMBAは真似オブMBAの略だ。もちろん世界7都市に教室を開くのは言うまでもない。
ステップ5 自己啓発系のヤバめなところに手を出す
上記プロセスが行き詰まりを見せたら自己啓発系セミナーのヤバめなところに手を出す。セミナー名は「ありのままで~人は、変われる」でどうだろうか。
ステップ6 なぜかバンド結成
だんだんと方向性が不明確になってきたところで、なぜかミクスチャーバンド結成。代表曲はラップパートがかっこいい「ホラッチョdeチェケラッチョ」と歌謡曲テイストが逆に新鮮な「いつわり」だ。カップリング曲は「つぐない」。作曲は、“ゴースト/トーキョーの幻”こと、ご存じマモル・サムラゴーチだ。
ステップ7 そして、ヨシモト入り
トレンディ・エンジェルに加入、お笑いトリオ“スーパー・トレンディ・エンジェル”結成。持ちネタは「ホラッチョ&ハゲラッチョ」「川上さんだぜ!?」「マクアードル!!!」。お笑い活動に精を出しつつ、売出し中の若手に出資してリターンを狙う。ベンチャーを育てるのも、エンジェルの大事な仕事なのだ。
残念ながらぼくの考える復活のシナリオはこの程度のものだ。
おそらく戦略家で努力家のショーンK本人は、もっとすごい復活劇を考えていることであろう。
再建案を考えることなど凄腕コンサルタントにとっては朝飯前なのだ。
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