Obama will be back !?-これからアメリカを襲う3つの失望と、ポスト・トランプ

まさかのトランプ大統領誕生である。これからどうなるんだろうと今朝考えて、ひとまずの結論を得た。
これから、アメリカを三つの失望が襲っていく。

 

一つ目はヒラリーを支持したエスタブリッシュな人たちの失望。どんなにマイノリティのため、多様な価値観の共存のためと理想を掲げても現実にはそれが「報われない」。であれば自分たちの能力と労力は自分たちの利益のために使ったほうがよい、というふうに、より露骨なエリート利己主義が生まれてくるだろう。ここらへんの流れは、いわゆる左派から思想転向していったネオコンの人たちが比較対象になる。

 

二つ目の失望は、トランプを支持した人たちの失望。
大統領になる以上、選挙戦のときの発言とは違い、現実的な政策を打ち出さざるを得ない(そうでないと困る)。
そうすると、トランプに期待していた人たちは「話が違う」と落胆し、「トランプですら単なる政治屋に過ぎなかった」と政治そのものへの失望につながる。そうするとトランプ支持層たちは政治から離れていく。

 

三つ目は、トランプ政権が右往左往することで生まれる、「やはり素人には政治は無理」という失望。二つ目と三つ目の先行事例はここ十年の日本の流れが参考になるかもしれない。

 

そうすると、トランプ以降のアメリカでは国民の政治的無関心、利己的エリートによる誘導、実績のある政治家への回帰という現象が観察されるはずだ。

では四年後、トランプの対抗馬は誰か。いろいろな手続きは必要だが、なんらかの形でまだ若いオバマの再登場があったりするかも知れない。

 

しかしプーチンでもあるまいし、大統領の三選は出来ないしなあと思っていたらこんなニュースが。

headlines.yahoo.co.jp

 

これからいったいどうなるんでしょうね。

 

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