忘年会で上司のセクハラを止める法

2017年12月22日付のJ-CASTニュースによれば、ある調査では女性の39.0%がセクハラ被害にあったことがあるという。加害者の約8割は「上司・先輩」だとかで、まあ聞いただけでうんざりする話だ。

全文表示 | 忘年会は「セクハラ」にご用心 「食事・飲み会」でのセクハラ、5割を超える : J-CASTトレンド

年末年始は忘年会や新年会でハメを外す「上司・先輩」も多い。あーやだやだ。
私見だが、ある年代、具体的には現在の40代後半以上の日本人男性の中には、なにがセクハラかという感覚がまったくない人々がいる。そうした人々というのは、ほかではいい人や仕事ができる人だったりするので、それなりの社会的地位を得ていたりする。
そんな人々がやらかすのが酒の席で、そんな席に目下のものとして同席すると正直ツラい。

正論で言えば「それ、セクハラです!やめましょうよ!」とびしっというべきなのだが、「えーこんなのセクハラじゃないだろ。楽しく飲んでるだけじゃないか」なんて赤ら顔で言われたりすると、相手が「上司・先輩」だけに次の手が打てない。

「マジでやめましょうよ」なんて言えば「おいおい、空気読めよ。しらけるじゃないか」なんて返されたりする。空気読んでるから戦艦大和も沈んだし戦争も負けたんじゃないかなどと思いつつ(山本七平『「空気」の研究』文春文庫1983年 p.15-19)、実際に有効な手が打てずに困っていたが、先日ネットで良い手を見つけた。スマホである。

「上司・先輩」が忘年会・新年会でセクハラ、特にボディタッチ系のセクハラを女性にかましてたときにはスマホを取り出すとよいそうだ。
スマホを取り出して、「盛り上がってますねー、こっち向いて」と記念撮影をする。

そのとき必ず付け加えなければいけないのがこの一言。

「あ、自然に自然に。これ、動画なんで動いてみて」

 

動画撮られながらボディタッチ系セクハラを続けられる度胸は「上司・先輩」にはないし、被害を受けている女性にも動いて逃げるスキをつくってあげられる。後日、天然ボケのふりして「この間の忘年会、盛り上がりましたねー。画像、みんなでシェアしましょうよ!」とか言う手もある。

 

この時期、空気を読みつつ「上司・先輩」のセクハラも止められる。そう、iPhoneならね。

あーやだやだ。


 

OK,グーグル、上司のセクハラを止めてみて!
…ジュバッ(殺人レーザー光線の音)