いつまで続く週刊現代特集。7月16日号で6週連続とのことで、さぞや売上もいいのであろう。
売上がいい企画をやめるわけにはいかないのだろうが、これではまるで「その特集、一度始めたら最後、やめられません」である。
そんなことを考えていたら、またもや脳内オカマバーのママが暴れ出した。
「あんたさあ、あの特集、どうやって収拾つけるつもり?
うちのお客さんでも迷惑してるセンセイ、何人もいるんだけど、いい加減しなさいよねっっ。ほら、この世界、結構多いから。
なーに、今週で第6弾?よっくやるわよね~。
え?なに?売れてるからしょうがない、だって?
あっそー、売れればなんでもいいんだ、あんたたちって。
ほかに売れる企画があればやるって?ふーん。
…あ、そうだ、アタシすっごいいいこと思いついたわよ。
あれよあれ。前にすっごい売れた特集、あったじゃない!?ほら、なんだっけ、あ、そうそう、『死ぬまでセックス』だっけ!?
あれと今回の特集、くっつけちゃえばいいんじゃないっ!?
だからさ、『死ぬまでやめられないお薬』。ね、よくない!?売れるわよ~、酒井法子と高知東生とキヨハラとかで座談会やんなさいよっっ、シャブシャブ屋でっっ!ね、そうしなさいっ!キャプションはねー、「われら、シャブシャブ仲間」っ、これでどうっっ!?
さ、すぐ企画書書いて編集長に持ってきなさいよっっ!なによ、あたしの言うこと聞けないってのっ!?
え、マーシー?どうでもいいわよそんなのっっ!そんなことならASKAにテーマソングつくってもらいなさいよっっ!!!
しっかしさー、アンタたちも仕事とはいえ、テキトーなこと書き散らかしてるわよねー。
ほら、7月16日号のp.186では<長年、薬を飲み続けてきたからといって、一生飲み続けなければいけないわけではない。今からでも薬を減らし、やめることは可能だ>って書いてあるけど、6月25日号の表紙にアンタ、何書いた?<その薬、一度飲んだら最後、やめられません>って書いたじゃない。薬、<やめることは可能>なの?<やめられません>なの?どっちなのっっ?はっきり答えなさいよっ!
だいたいねー、薬飲むなっていっときながら、そのかわりに読者に勧めるのがホリスティック医学にゲルソン療法、プラシーボ効果に「高活性化NK細胞療法」??はあ?そんなもんに読者誘導しちゃって大丈夫なの???うっさんくさいわね~。『週刊ムー現代』に改名したらっっ!?あら、よくない?「ムー現代」、無限大みたいで。アタシったら天才!
だいたいね、「高活性化NK細胞療法」とか効くかどうかもわかんないのに、ぐぐったら費用が186万円かららしいじゃないの!ボッタクリよね~!だいじょーぶー?
なによこの<もちろんNK細胞やワクチンの効果に対して懐疑的な人もいるだろう。だが、どんな治療も信じて受けなければ、効果は期待できない>(p.188)ってところ!
こんな理屈が通るんだったら、「もちろんクレストールやプラビックスの効果に対して懐疑的な人もいるだろう。だが、どんな治療も信じて受けなければ、効果は期待できない」ってことも成り立つじゃない!あっきれた~!!
え、なに?オレは原稿のデータを集めるのが仕事で、それをまとめてカタチにするのは週刊現代のアンカーマンの仕事だって?はぁ??なにそれ、自分の仕事にもっとプライドもちなさいよねっっ!
アンタさあ、ダメなことの一切を『現代』のせいにしないでよっ!そんなの、わずかに光る尊厳の放棄よっっ!自分の感受性くらい自分で守んなさいよっ!ばかものよっっ!
今週号だってさあ、いい記事もあるんだからがんばんなさいよっ!
「サカゼン」の記事、いいわよね~。アタシもお世話になってるから。
それにさ、美川憲一サンの記事とかさ、いいじゃないの!記事のキメが、<しぶとく生きるのよ!>(p.90 )、かあ~いいわよね~。ンもう、素晴らしいわよっ!よ、ヨイトマケっっ!
…え、『ヨイトマケ』は美輪明宏だって?どっちだっていいわよ、そんなの!!アタシに意見しようなんて10年早いわよっ!いいかげんにしなさいっっっ!
さ、とっととそのJINROのボトルあけちゃいなさいよっ、アタシ忙しいんだからっ。
なによ、そんなにおびえないでよっっ。え、怒った形相がオバケみたいだって?
余計なお世話よっ!大丈夫、霊ナァンテコワクナヨー」
今日のママはマツコ・デラックスベースにちょこっと茨木のり子入ってたな。最後ちょっと美輪御大もやってきてた。
さてさて、週刊現代特集、どこへ向かうやら。