【備忘録】ミッキー経済vsポケモン経済

「日本にはもうアニメや漫画くらいしか売れるものがない」と自嘲気味にいう人がいる。 だがちょっと待ってほしい。

 

たとえばミッキーマウスが存在しないアメリカを想像できるだろうか。 アメリカのGDPは23兆ドル。 ミッキーの売り上げは706億ドルだ。

対して日本のGDPは4.9兆ドル、 ポケモンの売り上げは921億ドルである(①)。

(ミッキー関連の売り上げもポケモン関連の売り上げも世界規模の話なので、日米両国外での経済活動を含むことに留意)

 

日本経済と比較したポケモン経済のプレゼンスは、アメリカ経済と比較したミッキーマウス経済のプレゼンスより大きいのだ。

アニメや漫画はサブカルだが、もうニッチなものではないとマインドチェンジしていかないといろいろ見誤るだろう。

 

「世界中が日本のアニメや漫画に夢中!」みたいなのは割り引いて聞くべきだが、たとえば鳥取の青山剛昌ふるさと館に行くと中国からのファンがたくさん来てる。 フランスでは『シティーハンター』実写版作られたし。

海外で活躍するビジネスマンは口々に、「日本に対する関心は薄れているが、アニメや漫画に対する関心があるから、それに助けられた」という。

ポケモンで921億ドル稼ぎだしていて、1%売り上げが伸びるだけで9億ドルです。

うまいことコンテンツ、キャラクタービジネスを育てて著作権を海外勢から守っていく凄腕ビジネスマンに(も)活躍していただいて、売り上げ上げてアニメーターの給与を2倍にしたりとかしてほしいものである。

 

そんな話をtwitterでしたら、「自動車のほうがすごい」「アニメだけじゃダメ」というコメントいただいてますが完全同意です。 日本は無資源国なので、自動車もアニメもなんでもかんでも売れるものを開発してマックスまで売りまくって外貨を稼いで、食料とエネルギー源を買うしかないんや。

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