ヒラリー:どうもーこんばんは、ヒラリーでございます〜。
(会場拍手)
ヒラリー:おおきに、おおきに。みなさんようおこしやす。おおきに、おおきに。…お〜い、あんたー、 なにしとん、早う出てきなはれ。
ビル:(悠然と登場)レディース・エンド・ジェントルメン、ミスターーーー、プレジデント!!(拍手を促す。会場、仕方なく拍手)
ヒラリー:自分でいうなや、遅いっちゅうねん、なにを偉そうに。
ビル:いやいやいや。
ヒラリー:さ、早よ仕事するで、ほんまに。
あんたにな、聞いてほしいことがあんねん。
ビル:何なに?
ヒラリー:あんな、あたしらこうして夫婦漫才させてもろてるけど、実はあたしなりたいもんがあんねん。
ビル:なんやねん。
ヒラリー:びっくりせんと聞いてくれる?
ビル:ええよ。
ヒラリー:あんな…あたしのなりたいものは…。やっぱやめとこ、恥ずかしわ。
ビル:ええから言うたらええやん。
ヒラリー:笑わんと聞いてくれる?
ビル:笑わへん笑わへん。
ヒラリー:あんな…あたしのなりたいものは…
ビル:引っ張るなー、なんや、AKBか。
ヒラリー:ちゃうわアホ、あたしのなりたいものは……アメリカ大統領!!きゃっ、言うてもうた、恥ずかし!……なんやあんた、あんまり驚かへんな。
ビル:驚かへんよ。
ヒラリー:なんでなんで?
ビル:ぼくかてなったことあんねんもん、大統領。
ヒラリー:え、そうなん?意外やわ。人は見かけによらんもんやね。大したもんやわ〜。よっ、大統領!
ビル:ぼくのこと、尊敬した? ほんまな話、その気になれば大統領なんかなんぼでもなれるで。
ヒラリー:んなアホな。
ビル:ほんまやて、君な、ここをどこだと思ってるんだい、アメリカだぜ!?HAHAHA!
ヒラリー:欧米かっ!…て欧米やな。…んでな、経験者に聞きたいんやけど、大統領って何するん?
ビル:何ってそりゃあ…
ヒラリー:何鼻の下伸ばしとんのや、このエロガッパ!!(ど突く)
ビル:痛たたたっ、何すんねん。そんなんどつかれたら、ぼく悲しいわ。モニカ〜っ!!
ヒラリー:どあほっっ!
ビル:不倫は文化です。
ビル:ありがとうセンテンススプリング!
ヒラリー:それ違う人や。
ビル:ゲスの極み。おわびに一曲プレゼントしよう(サックスを取り出す)。おれのハイブロウなブロウを聴くがいい。
ヒラリー:なにかっこつけとんのや、なにがブロウや。…なに顔赤くしとんのや、気色悪い!!(どつく)ブロウいうてなに連想したか白状せい、正直に言えば許したるってワシントンさん言うてたで。
ビル:すまん、母ちゃん。申し訳ないからキーボードの「W」のキーあげるわ、なんや知らんたくさん余っとるし。
さ、気をとりなおして…。実はな、今日はゲストが来とんねん。
ヒラリー:え、そうなん、誰だれ?バラク?トランプ?サンダースだったらシバくでほんま。
ビル:ちゃうちゃう、ぼくのミュージッシャン仲間や。カモン、ジョージ!!!
ジョージ:こんばんは、ジョージ・クリントンです。
ビル:ビルです。
ヒラリー:ヒラリーです。
ビル:3人あわせて…
3人:トリオ・ザ・クリントンズです!それではまた来週〜!
(ファンクミュージックに乗って退場)
参考画像:ジョージ・クリントン氏(左)。1941年アメリカ生まれ。ミュージシャン。Pファンクの創始者として知られる。
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