大きめのボウルにバターをひとかたまり。

大きめのボウルにバターをひとかたまり。
たらこも多めに入れておく。
これまた大きめの鍋に、たっぷりお湯を沸かす。
日本パスタ協会によれば、パスタ100グラムに対し水は1リットル、水1リットルに対し塩は5〜10グラムがよろしいようだけど、そこらへんはまあテキトーで。
理由は、イタリア人がきっちり水や塩を計測してる気がしないから。
 
どこのメーカーのも美味しいけれど、使うパスタはディ・チェコのナンバー9で。なにしろ2分で茹でられるし、たらことバターであっさり食べるには細いほうがいいだろう。
 
あっという間に茹であがるので、慌てて湯を切って、パスタをバターとたらこの待つボウルに突っ込む。
菜箸でぐるぐる混ぜ合わせて出来上がり。
 
ちょっと行儀が悪いけれど、湯気の出てるボウルからそのまま出来上がったたらこスパゲッティを食べる。
世の中には、多少お行儀が悪く食べたほうが美味しい食べ物というのがありますね。サッポロ一番を鍋から直接食べたり、揚げたてのフライドポテトを友達としゃべりながら歩きながら口に放り込んだり、小麦粉で出来た焼きたての円盤状で中にあんこの入った例の食べ物をアツアツのうちにかぶりついたり。
 
お行儀悪く食べるというよりは、多くの食べ物は出来立てをできるだけ早く食べるのが一番おいしいということなんでしょうな。
してみると寿司なんかも握りたてを握った瞬間に直接寿司屋の大将から「はい、あ〜ん」と食べさせてもらうのが一番おいしい食べ方になるはずだが、想像してもやってみたい気にならないのはなぜなんだぜ。

 

 

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