プロの賭け事師の心境はいかに。

賭け事のことはコンチネンタルの単チェリーくらいしか知らないが(ミリオンゴッドまで行けなかった)、プロのギャンブラーみたいな人の心境には興味がある。

 

我々素人からすると、森巣博氏の書くような「鯨」級のハイ・ローラーというのは強運の持ち主で酒もタバコもやり放題、両脇に美女を侍らせて夜通し遊ぶみたいな豪放磊落な豪傑をイメージしがちだ。

しかし賭け事で生計を立ててるようなプロの賭け事師がいるとすれば、彼はむしろ目立たぬサラリーマンやストイックなアスリートみたいな人なのではないか。

 

悪目立ちする一瞬の大勝ちも命を落とすような大負けも避け、ただ淡々と生計を立てるために賭け事をするような人がいるとすれば、勝負を極力運否天賦から遠ざけ、確率と駆け引きの果ての収支計算に持ってゆくような人なのではないだろうか。

勝っても負けても感情をコントロールをして、生きていくための糧を得られるくらいの勝ちを日々続けられる人がいるならば、そうした人が生存確率の高いプロのギャンブラーなのではないだろうか知らんけど。

 

で、興味があるのはもしそういう境地のプロのギャンブラーがいるとして、そうした人にとってギャンブルは楽しいものなのかということだ。

弓の名人が弓を極めすぎて弓を忘れるように、上記のようなプロのギャンブラーがいるとすれば、彼にとってギャンブルはもう血湧き肉踊るものではなく、単なる仕事になっているのではないか。

プロのギャンブラーの心境を聞く機会もないが、興味は尽きない。

 

その昔、『リーマンギャンブラー マウス』って漫画がありましたね。インドマグロ子。